最近になって各社から200万画素クラスの新型デジカメが出そろってきました。ここには私の独断による各機の水中適性を書き出してみます。
機種名 | カメラの形状 | ストロボと光軸の配置 | マクロ性能 | マクロ使いやすさ | その他 |
ソニーDSC−F55K | ○ 素直でよいです | △ ちょっと近い | ○ 最短10cmまで | △ 切り替え必要 | メモリースティック最大16Mしかない |
ニコンE950 | × 最悪です | △ ちょっと近い | ◎ なんと2cmまで | △ 切り替え必要 | 陸上用なら最高ですね |
ニコンE700 | ○ 素直でよいです | △ ちょっと近い | ○ 最短9cmまで | △ 切り替え必要 | 軽快そう |
オリンパスC2000ZOOM | △ イマイチ収まりが悪い | △ ちょっと近い | △ 最短20cm | × 切り替え必要、しかも面倒 | 水中は900に任せてる? |
リコーRDC−5000 | ○ 素直でよいです | ○ 離れていて良 | ◎ 最短4cm(ワイド端で) | ○ 切り替え不要! | 動きが遅いのがちょっといただけないが |
富士FP2700 | ○ 素直でよいです | △ ちょっと近い | ○ 最短9cm | △ 切り替え必要 | これも遅く、画質が悪いようだ。 |
こんな感じですね。 画質を追求するのならフィッシュアイコンバーターも出ているE950がいいかと思いますが、スイベルボディとも相まってでっかいハウジングになってしまいます。今のところデジカメハウジングは気楽に使えるモノにしたいので、私の選択からは外れてしまいます。
私が重視するのは、まず水中で多用するマクロ域での使い勝手の良さです。最初に使ったDC−2が切り替え不要で2cmまで寄れたのは非常に便利でした。DC−4にしてからは40cmを境にマクロモードに切り替える必要があったのですが、距離の見極めが悪いとピンぼけを作ってしまい使い勝手はDC−2より大きく後退していました。(ただ、テレ側で8cmまで寄れるのでじっくり構えれば迫力のお魚写真が撮れました。)
画面に白い埃のように写り込んでしまうストロボ光の乱反射に効くのが、ストロボとレンズの位置関係です。内蔵ストロボだけで撮ることを考えるとこれが離れているのが好ましいです。
以上を総合して考えると、表の全ての項目が○以上となったRDC−5000が今期のベストではないでしょうか。起動時間や撮影間隔が長いという欠点はありますが、メーカーへのひいき心もあり買ってしまいました。現在DIVにハウジングの製作依頼中ですが、出来上がりを試すのがとーっても楽しみです。 (1999.5.10 つゆき)