大瀬レポート           
2001年6月30日

ちょっと(だいぶ)久々の大瀬レポートです。
今回のダイビングは、「ワイドの秘密兵器」INONのワイドコンバージョンレンズUWL−100の初潜りテストです。今までずっと、カメラの焦点距離(35mm換算35mm相当)そのままで撮影していたため、水中でワイドな景色を撮ることは出来ませんでした。
ワイドに憧れ、年末年始にかけて自作「空気レンズ」ワイコンでワイド撮影に挑戦したのですが、乱反射によると思われる写り込みを解決できそうになかったため改良に挫折し放置されていました(苦笑)。
そこで、次なる手として市販のワイドコンバージョンレンズを手に入れ、RDC-7用ハウジングに無理矢理取り付けることを思いつきました。使ったレンズはオリンパスのC-3040系のハウジングとINONのニコン用ハウジングに対応した物ですが、レンズの前に取り付けできればどのカメラでも使えるはず。接着剤やステップアップリング等を駆使してハウジングに取り付けることが出来ました。
ただし、ハウジングは元々コンバージョンレンズを付けるように作られておらず、制約がいろいろある中で取り付けたためワイコンとレンズの間隔が少し広めとなってしまい、陸では4隅にケラれが出る結果となってしまいました。水中でどんな様子か期待半分でテストしました。

湾内の透明度はさっぱり・・。3メートルくらいしか見渡せません。水深18mのイカの産卵床で少し待つとアオリイカが近づいてきました。が、じっくり撮る間もなくどこかへ行ってしまいました。
ワイコンはどうやらほとんどケラれ無く撮れるようです。
アオリイカ(RDC−7S+UWL−100 自然光)

イカ木にはブドウのふさ?状のアオリイカの卵がびっしり。けっこうきれいです。
たまご(RDC−7S+UWL−100 自然光)

イカを待ちますが、やって来るのは人ばかり・・・。
ミノカサゴ(RDC−7S+UWL−100 自然光)

イカ木の下のオキゴンベ。背景がいつに無い雰囲気でよい感じです。
オキゴンベ(RDC−7S+UWL−100 自然光)

このワイドコンバージョンレンズはかなり近距離に強く、マクロ切り替えをしなくても被写体にかなり寄れます。
カサゴ(RDC−7S+UWL−100 自然光)

テストの結果、水中ではケラれについてはほとんど発生しないことがわかりました。が、ごらんの通り画面4隅の画像流れが結構あります。カメラとワイコンの間隔を詰められれば改善するはずの現象ですが・・、直すのは難しそうです。気にしなければいいかなぁ。

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