大瀬レポート
(前回と同じSRICOH特製「Pタイプ」のDIVハウジングを使っての撮影です。)
本日の1本目は、前日にキアンコウが居たという場所を教えてもらったので、湾内にキアンコウを探しに入りました。
この時期にご覧の通りのこの雨です。ダイバーは少なかった。
空いている雨の湾内(DC−2自然光)
湾内の石垣の上にはいつの間にかたくさんの茶色い海草が生えており、ダイバーに人気のないアメフラシも多数出てきていました。アメフラシの写真を撮ったりする奇特な人は、滅多にいないのではないかと思います。
のびをするアメフラシ(DC−2自然光)
前日の目撃報告があったキアンコウを求め、水深20m付近の捜索を敢行するも叶わず!代わりといってはナンですが、穴に隠れているタコを見つけてのぞき込み写真を撮りました。毎週潜っている人の話だと「今年はキアンコウが多い」らしいけど、運が悪いのか探し方が下手なのかキアンコウにはお目にかかれません。今シーズンに一度ぐらいは見られると嬉しいのですが...。
タコににらまれた(DC−2内蔵ストロボ)
前回、撮影に成功したトゲカナガシラですが、今回も見つけて追いかけてしまいました。顔は悪いけどやはり羽?がかっこいいですね。どうやら、私はトゲカナガシラ好きの気があるみたいです。
トゲカナガシラ(DC−2内蔵ストロボ)
食後の2本目は柵下に行きました。天気もすっかり良くなり、富士山もちょっと顔をだしました。(この写真では判別し難いですね)波が少し高かったので、今日は外海に入るのはやめようかと思いましたが、この写真を撮っているうちに気が変わりとりあえず潜ってみることにしました。
柵越しに富士山(DC−2自然光)
柵下にエントリーしましたが、どういう訳か異常に水が悪い。普通、湾内より外海の水の方が悪いことは無いのですが、今回は異常事態だったようです。なんとか、3〜4mぐらいの透視度があったので、迷わずにドロップオフまで行けましたが、視界は黄緑色です。仕方ないので早々にあがって湾内に入り直す作戦に切り替えました。
ドロップオフにて(DC−2内蔵ストロボ)
岸に戻ろうと砂地を進んでいったところで、ヒメセミエビ(たぶん)を発見。しかし、こんな所に昼間からいるのはおかしいな?とよく見たら脱皮した後の抜け殻でした。これは、私の手です。片手撮りしました。
セミの抜け殻(DC−2内蔵ストロボ)
波がきつくて、水が汚い外海の柵下を早々に脱出し、タンクを換えずに湾内に移動しました。いつも通り静かな湾内の、海に向かって一番左側(先端側)の桟橋近くからエントリー。入ってびっくり!浮遊物はちょっとありましたが、かなりきれいです。水深18mの大魚礁に行ってもまだ明るく感じました。
大魚礁にはヤリイカの卵がついていました。これは、もう出た後なのかな?
ヤリイカの卵(DC−2内蔵ストロボ)
魚礁のそばにコガネスズメダイがいます。黄色がきれいです。私も、以前から黄色好きなんです。(ほとんどの方に意味不明ですいません)
黄色いコガネスズメダイ(DC−2内蔵ストロボ)
半端なタンクでエントリーしたので、じきに浮上開始です。砂地の斜面をゆっくり登って行くと、クロサギがたくさん休んで(?)います。この写真を見ると外海と水の色が全然違って透明できれいなのがわかります。
クロサギ(DC−2自然光)
浅いところにはアメフラシがたくさんいて、歩くときやフィンを脱ぐときも踏んでしまいそうです。あまり踏んで気持ちよい物でないのでちょっとばかり気を使ってしまいます。
しかし、なんで私はこんなにアメフラシの写真を撮るのでしょう?アメフラシ好きでないことは確かですが。
踏みそうなアメフラシが2匹(DC−2自然光)