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SKY NOTEBOOK

スホーイ3機が集結
Su-26, Su-29 and Su-31

山梨・双葉の日本航空学園に、現在日本にある全てのスホーイが勢揃いしました。
9日から開催予定の能登での航空学園・航空祭に出場するSu−29「マンマユート」と、Su−31[空賊」に加え、室屋さんのSu−26「新色!」が駆けつけ、カメラマンによる空撮が計画されていたのです。

※全ての写真はオリンパスE−1にて撮影


ハンガーに到着すると、そこには3機のスホーイが!
昨年、富士川にて3機が集結したことはありましたが、全機が飛べる状態で「一緒に飛ぶ」というのは、今回が初めてのことです。10月30日に福島で行われる「エアロスピリット」では3機揃っての演技が見られるはずですが、今回はその雰囲気を先取りした感じです。


台風22号が接近中で翌日から雨の予報でしたが、この日は爽快な天気でした。
朝からエプロンに3機揃って出されましたが、午前中の計画はユルギスのSu−31の飛行テストだけです。


「空賊」に給油するユルギス。だれかが見ていると、何かやってくれます(笑)。


気持ちいい写真が撮れました。


テストフライトとはいえ、大丈夫と判断したユルギスは、見せてくれます!これは離陸直後。


こちらは上の写真とは別のフライトで、大きくスリップさせながらのローパス。


なんと、ランウェイ直上でコブラまでやってくれました・・・。(見ていた我々はここまで飛んでくれると思っていませんでした。)
私はE−1のファインダーを覗いていて興奮し、手の震えまで感じてしまいました。


この日計画されていたセスナからのスホーイフォーメーション撮影に同行させてもらいました。わたしは右前席に座りましたが、揃ってエンジンを回したスホーイ3機をセスナの窓越しに見ることが出来ました。


セスナを先頭に離陸すると、速度の速いスホーイ3機が間もなく追いつき、甲府上空でフォーメーションが組まれました。初め、3機は大きく揺れ、ポジションが一定しませんでしたが、まもなくピタリと揃えてきました。さすがです。
(今回、私はおまけで乗せてもらったので、このページの写真は今原カメラマンの邪魔にならない範囲で撮ったものです。本物の空撮写真は、今後、雑誌その他のメディアで紹介される予定ですのでお楽しみに。)


単機撮影でのロバートさんのマンマユート。


新色になって生まれ変わった室屋さんのSu−26。軽快な動きを見せてくれました。


時間の余裕が無かったため、比較的短時間で撮影を切り上げ、双葉のランウェイ15に着陸です。左側に先に着陸したスホーイ3機が見えます。


能登への移動時間が迫っていたため、「空賊」に外部燃料タンクが急いで取り付けられました。
ちなみに、一緒に移動した「マンマユート」Su−29には主翼内部に大きな燃料タンクがあるため外部タンクは不要です。「空賊」Su−31は軽量化のために主翼の中はカラになっているのです。


西日を浴びながら能登へ飛び立ったユルギス。

10月9,10,11日の3日間、能登空港で航空祭が行われますが、天気さえ良ければ「空賊」と「マンマユート」の2機によるフォーメーション、「空賊」の「もの凄いフライト」が見られるはずです。私も楽しみに出掛けて来ます。

次回、スホーイ3機が揃うのは福島です。

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