ビデオレポート
都城スイカイブロッサムが2004年最後のアエロバティックイベントとなりました。2年おきの開催となるこのイベント、前回は、華々しく開催された2002年の「もてぎ」の翌週の開催でしたが、当時は九州まで見に行こうなどと思っても見なかったなぁ・・・。そんなことを考えていると、当時のことを思いだしてしまいました。
当時、全くの一般客として、もてぎに予選日から3日間通った私は、その時初めて見たユルギスのフライトに驚き、3日間の大会観戦と撮影結果に大満足でしたが、アエロバティックス機の離着陸を生で見ることができなかった点だけにフラストレーションを感じていました。
しかし、もてぎ最終日の深夜、帰宅後ユルギスの機体に貼られた富士川のURLにアクセスして、驚きました。ほんの近くの富士川にユルギスの機体が帰って来るというのです。翌日、富士川に駆けつけた私は、増漕を抱えた「怪物」のランディングをキャッチすることができました。・・・この出来事がきっかけとなって、2年後の今は、ユルギスをはじめ、空賊軍団の皆さんとも親しくさせていただくようになったのです。
というわけで(笑)、今回は九州・宮崎県の都城まで行って参りました。
※全ての写真はオリンパスE−1にて撮影
イベント前日の12日(金曜日)、名古屋発宮崎行きのANAのA320で快適にフライトです。上空を擦れ違うラインの機体が白い飛行機雲を曳いていました。
お昼前、宮崎空港に到着すると、エプロンでスホーイ3機が迎えてくれました。都城・大淀川河川敷の臨時ランウェイの整備が遅れていて、足止めされているということでした。
大きな空港というのもなかなかエキサイティングです。「空賊」のそばをエアラインや航空大学の機体が行き交うというちょっと不思議な風景が見られます。
元気を持てあまし気味のユルギス!?ふくしまのスタッフジャンパーがお気に入りの様子です。
スホーイパイロット3人で、都城への進入方法について打ち合わせをしています。
室屋さんのSu26。エンジンカバーにとうとうニックネームが入りました。「フーゾク」と読むらしいです。強そう!
宮崎で昼食後、時間を持てあました我々は車屋さんを廻ってお買い物!?RX−8には皆が興味津々でした。
空港に戻るとレッドフォックスのグライダーが組み立てを終えていました。
結局、この日は都城のランウェイが検査完了しなかったため、飛行機は都城に移動できませんでした。しかし、このFOXだけは飛行機でないので、先乗りで大淀川に着陸。スホーイパイロットは車で都城入りし宿泊する事となりました。
都城駅のそばのホテルでレセプションが行われました。あいさつするユルギスはこちらではもうお馴染みさんのようです。
なぜか、会場でGingerの体験搭乗をしておりました。わたしも興味はあったのですが、見るのは初めてです。ユルギスも興味深そうに乗っていました。このあと、私もほろ酔い状態で乗せてもらいましたが、転ぶことなく走れました。かなり楽しかったです。
室屋さんも。
ロバートさんは会場中走り回っていました。
翌日13日(土曜日)は、滑走路が仕上がり、スホーイ3機が宮崎から到着。時間のずれがあったものの予定通り2回のフライトが行われました。申し分のない天気でロバートさんソロ、室屋さんソロ、ロバート&室屋フォーメーション、3機フォーメーション、ユルギスソロを見せてくれました。1回目のカイリスホイールは30回程?も回転してくれて、私も驚きました!
滑走路が河のすぐそばに仮設され、お客さんが土手の上で見るという独特のスタイルですが、どこからでもフライトが良く見え、この点は茂木と似ています。土曜日はたくさんのお客さんが見えていました。
例によって写真は1枚もありません(苦笑)。
夕暮れの風賊とマンマユート。
その夜はスーパーウイングスさん主催の、ビール工場でのパーティーに行ってきました。
レドフォックスの皆さんも一緒です。
ユルギスはここでも自画像サインを連発!よくよく見ると毛が4本しかない!?
子供好きなユルギスは、ここでもサービスです。
雨でまたランウェイが緩んでしまうと離陸できなるかもしれないため、傘を差しながら帰投の準備をしました。
帰投を写真に撮ろうと、橋の上にやってきました。ここから見ると、臨時ランウェイがどんなところにあるかよく分かりますね。
Su−31がエンジン始動。後ろにスーパーウィングスのFA200が並んでいます。
離陸するロバートさんのSu−29。
こちらはユルギスのSu−31。
離陸した3機はジョインナップして会場前を1パスしたあと、宮崎空港に向かいました。
パイロット3人を宮崎でピックアップしてからまた都城に戻り、スタッフ打ち上げ会に参加させてもらいました。スカイブロッサムの準備をして下さった皆さんに感謝です。 (毎晩宴会というのも体に良くないですが・・。)
バンドに乱入してスカーフをプレゼントするユルギス。
AirBandits 今日の雨で飛び足りなかったか?
ユルギスの背中に室屋さん、ロバートさんのサイン。このトレーナーは、この後ユルギスが会場の皆さんにサインを求めたので、漢字のサインで一杯になりました。私も書きました。
締めのあいさつをする室屋さん。今年のスケジュールが終わってホッとしているのでしょうか?
室屋さんは、私から見て、去年と今年では別人のようにスムーズかつアグレッシブに進化していました。それから、今年後半にSu26のペラを変えてパワーアップしてからは、コブラも習得し、更にパワーアップしていました。「いったいどうしちゃったの?」 と思うぐらいの変化でした。ユルギスと一緒にSu29でトレーニングしたことや、自身のトレーニングがとてもうまく働いたのでしょう。 残る課題もあるようですが、シーズンオフのトレーニングで、来年は、また進化したフライトを見せてくれるのではないでしょうか。期待です。
一本締めで終わりです。
スホーイ3機の宮崎から山梨へのフェリーフライトは、翌15日に行われました。
わたしはANAの名古屋行きで戻りましたが、ユルギスがフライト中に撮った写真をわけてもらいました。
Aciu Jurgis !
Descend to Kofu,Yamanashi from 11,000ft after cross Southern Alps of
Japan.Mt Fuji in background.
Picture by Jurgis from Su-31.