4月30日。岩国では今年室屋さんが日本国内で使うエクストラ300Sの整備作業が行われていました。
この写真は、この日わたしと一緒に岩国入りしたユルギスと室屋さん。お二人は3月にオーストラリア・アバロンで行われたエアショー依頼の再会です。
初日から、AirBanditsフォーメーションフライトの打ち合わせが始まりました。
最近、わたしが見に行けていない海外のエアショーではAirBanditsのフライトプログラムがかなり改良されているという話を聞いていましたので、エクストラとJUKAという異機種のフォーメーションでどんなフライトを見せてもらえるのか?興味津々で見守りました。
泊まりは基地内のホテル。食事は主に基地内のレストランやフードコートで頂きました。これは、わたしが食べたものではありませんが「ベジタブルハンバーガー」というものです。さすがアメリカです。スゴイぞ。
翌5月1日。この日もエクストラの整備が続きます。これはライカミングの水平対向気筒エンジン。
なお、プロペラの回転方向は機体正面から見て反時計回り。室屋さんが昨年まで日本で使用していたスホーイは時計回りでしたから、逆方向です。
途中、ちょっと時間ができたので岩国の名所「錦帯橋」に初めて行って来ました。きれいな木造建造物です。
例年、一度は見てみたいと思っていながら一度も訪れたことが無かったので、とりあえず満足です。おみやげに錦帯せんべいを買って帰りました。
日本に初上陸したユルギスのオリジナル開発機「JUKA(ユカ)」の組み立てが始まりました!(コンテナ内に、この状態で納められていました。)
主翼はスホーイと違い左右が別々に取り外しできるようになっています。近くでよく見ると、多くが金属製で、複合材が多く使われているスホーイとはかなり様子が違います。
レッドブルカラーのExtraとJUKAが競演するような事になるとは、一昨年ぐらいには想像もできませんでした・・。
JUKAの主翼は驚くほど軽く作られています。2名で楽々と運べますから、組み立てもどんどん進みます。
ユルギスが小脇に抱えているのはエルロンの内側部分。主翼にあわせてエルロンは2分割されています。
主翼を固定するユルギス。いつもながらすべての工程を自らの手で確認しながら作業を進めます。
一方、室屋さんのExtraもフライトテストの準備が整いました。
ハンガーから機体をエプロンに出します。
ハンガー前のエプロンでは海軍のブラックホークが訓練飛行に出掛けるところでした。
写真、テレビ、映画でおなじみの機体ですが、近くで見るのは初めてです。意外と大きく感じました。カッコイイ。
コックピットの室屋P。
エンジンスタート!軽い音のセルモーターが回ると、あっけなく始動します。発煙も少ないし、スホーイとは大分違いますね。
エンジンが掛からないのでは?という緊張感が少なく(?)パイロットは気分的に楽なのではないかと思います。
上空をハーキュリーズが飛んでいます。
エンジンも快調で、岩国での(日本での)初フライトに向かうExtra300S。
室屋Pは、初フライトでのチェックの後、軽〜くアエロバティックスのマニューバーも試していました。
<フライトの模様はビデオカメラで撮影したため、写真はありません>
初フライトから帰投したExtra。
さてさて、JUKAはプロペラを取り付けて、組み立てはほぼ完了です。
組み立て完了!小さいのにプロペラがやたらと大きいです。アンバランスなハズなのに、このカッコ良さは何なんだ!!