VIDEO REPORT ビデオレポート
WMV MOVIE 01
Yoshi Muroya over Motegi (**ec **MB)
もてぎの室屋P
PHOTO REPORT 写真レポート
※全ての写真はE-410にて撮影
All the photographs were taken in E-410.
1st November
こんな大事な大会ですが、私は都合により1日目(10/31)は出掛けることが出来ず・・・、2日目と3日目(11/1〜2)のみの出動となりました。この写真は2日目(11月1日)開門前の様子ですが、昨年の3日目と同じぐらい沢山のお客さんが待っているようでした。ラストフライトにかけるアエロバファンの思いが現れているような気がしました。
この日は快晴のアエロバ日和でした。ただし、風が強めで、出場した各パイロットは風に流されながらの演技で、飛び難かったようです。
場内放送の解説にエアロックのサニーさん。さらには、朝のエデュケーショナルフライトのナレーションに我らチーム・ディープブルースのMC・JUNさん(奥)が登場。もてぎアエロバに初回から通っているというJUNさんは、最後の(?)もてぎに出演とあって、気合いが入っていました。
午前中はオープニングとエデュケーショナルフライト、アルマドラバの生演奏とアエロバティックスのコラボレーションが行われ、お昼時にはアルファアビエーションの赤いロビンソンR22の2機フォーメーションが披露されました。アルファについては昼食のカレーを買う列から見ていました。(失礼しました)
本番の競技は午後、7機7人によるソロ競技が行われました。(写真無しです)
競技を見て印象的だったのは、やはり前日もトップのポイントを取っていたルノー・エカーレでした。何というか、自由自在にビシッと飛ばす感じ。ナイフエッジ体制から360度スナップロール?を連続でビシビシ決めるのには驚いてしまいました。
室屋さんは初出場の昨年から比べると、気合いはそのままに、余裕と上達が感じられました。一つ一つのマニューバーは普段のエアショーで見るものですが、丁寧にポジションを決めてビシっと2回転を決める様子は、今回のもてぎで初めて見せてもらった気がします。私が見ていないところで相当に準備を重ねてきた結果なのでしょう。
競技終了後は、南滑走路でフライトガーデンオープンが行われ、各選手のサイン会が開かれました。こちらは、初出場のマーティン・アルブレヒト。大抵のアエロバティクス機に付いているMTプロペラーのテストパイロットだということで、親しみを感じました。
昨年に続き2度目の出場のフィリップ・スタインバッハ。今年はちょっと大人しめというか落ち着いた演技構成だったように思います。
こちらが、今年の優勝者、ルノーエカーレ。事前情報ではフランス軍のミラージュパイロットで、ものすごい飛びっぷりだと言うことで、何となくイカツイ人を想像していたのですが、実物はかなりフレンドリーな感じで、ちょっと拍子抜けでした。しかし、この人のフライトはまさに自由自在という感じで驚きました。
こちらは室屋パイロット。唯一の日本人パイロットはサイン会でも大人気です。
こちらは初出場のカストール・ファントーバ。かな〜り陽気なスパニッシュという印象です。機体はスホーイでユルギスを彷彿とさせる飛びっぷり。最終日はグランドスタンド前でどさくさに紛れて(おそらく本大会では禁止事項ではないかと思われる)コブラをやっちゃったりと、かなりの茶目っ気と見ました。
こちらはお馴染みロシアのビクター・チュマル。もてぎに最初から出場している大ベテランです。以前のもてぎで、夜、一緒に温泉に行く機会があったのですが、ロシア人は何しろ長風呂です。かるく2時間は風呂(サウナ含む)から出てきません。
こちらはもっとお馴染みスベトラーナ・キャパニナ。今年も優雅でパワフルなフライトを見せてくれました。日本のアエロバファンの大半がスベトラーナファンなのではないかとも思います。
今回のスベトラーナの乗機Su26。今回はなぜでしょうか、室屋さんのSu26風賊の赤いヘッドカバーが取り付けられていました。かなり新鮮に見えます。
スベトラーナのブース前。
室屋さんのブースも長蛇の列です。
ちなみに、この日、私は宇都宮市内に泊まり、おなか一杯ビールと餃子を頂きました・・。(餃子祭り期間で割引でした。)
2th December
翌日も早朝からもてぎ入りです。朝早くもてぎに来るのもこれが最後かと思うと、寂しいものを感じてしまいました。
この日、朝のオープニングとエデュケーショナルフライトは、若干特別な場所で撮影し、午前中のアルマトラバとのコラボレーションフライトはメインスタンドで肉眼で見たり、デジカメで撮ったり、ちょっとだけビデオを回したりと、最後のもてぎを存分に楽しみながら観戦しました。雲一つない青空で最高の気分でした。
これは、スベトラーナのSu26。
こちらはフィリップの複座エクストリーム。何しろスモークの出方がハンパねぇ感じ。
メインスタンド上部、カメラマンシートの皆さん。上を見上げて大変そうです。(上を見ずにこんな写真を撮ったのは初めてです。)
これはカストールの赤いSu26。
この時期、もてぎは場内の木々が紅葉して非常に良い感じです。
午後の競技についてはビデオ撮影に専念したので、写真はありません。
注目の室屋さん。ディープブルースの社長さんのアツイ歌声に乗って存分に飛んでもらいました。今まで見た中で、最高の演技だったと思います。結果は6位と今ひとつでしたが、エンディングでの観客の大きな拍手に私もグッと来ました。
表彰式にて。上位3名はやはりすごく良かった。
選手全員集合。どの選手のコメントも、この大会がなくなるのは残念で復活を期待する内という感じの内容でした・・・。
最終日ファン投票一位となり表彰を受ける室屋さん。ファン投票一位は揺るぎません!
室屋さんのエクストラ。
優勝者・ルノーが乗ったエクストリーム・エスバッハ300。カーボンモノコックのスーパーマシンです。
エスバッハ300のコックピット。ルノーのシーケンスメモが貼ってありますが、大まかな流れだけを書いたシンプルなメモです。飛びながらアレンジを加えているのでしょう。
こちらは室屋さんの機体に貼られたメモ。最終日の使用曲「夢・イメージ」の歌詞とマニューバーのタイミングを計算し、入念に準備をしていたことが伺えます。
サイン会での室屋さん。
変わらぬ人気のスベトラーナ。
どんどん日が暮れて行くフライトガーデン。例年は時間が来ると一斉に終了となり係の方々がお客さんを誘導して退出させる風景が見られるのですが、この最終日は時間制限をなくし、サインを希望してパイロットの前に並んでいる全てのお客さんがサインをもらえるようにするという、もてぎの粋な計らいがあり、暗くなってもファンサービスをするパイロット達の姿が見られました。
ルノーの前には一番最後までお客さんの列が残っていました。サイン希望者が多いのに加え、一人一人に丁寧に対応していたため時間が掛かってしまったのです。
ルノーの列が捌けたときには、回りはすっかり真っ暗でした。
サイン会が終わり、NHK福島の取材を受ける室屋ファミリー。ホントにお疲れさまでした。
長年にわたり本物のアエロバティックスをファンに見せてくれた「もてぎ」の功績は素晴らしいと思います。私も2001年にもてぎに行かなかったら、今のような活動はやっていませんでした。もてぎとパイロットに感謝です。