PowerShot G3用 UMIEハウジング   

1年半ぶりに水中用デジタルカメラとハウジングを新しく準備しました。6代目は今まで使用してきたPowerShot G2の後継機であるG3をです。今まではデジタルカメラを更新するたびに画素数が増えていたのですが、今回は画素数のスペックは400万画素のままで画素数以外の画質と使い勝手の向上を見込んでの選択です。デジタルカメラも成熟しつつあるということだと思います。
ハウジングについては、今回初めてフルオーダーでない既製品のハウジングを購入しました。G2のハウジングは外付けストロボ込みのちょっと大きなものでしたが、自然光で撮る比率が高かったこと、ストロボを使う場合でもマクロでしか使わないた内蔵ストロボを活用できるだろうとの見込みました。仮にそれが難しくても外付けのイノンのストロボが無理なく使用できそうなので、今回はハウジングの入手性とコンパクトさを取ってUMIEのG3用ハウジングを選択しました。ちなみに、このハウジングにはG3の後継機である500万画素のG5も同形状であるため使用することが出来ます。

それなりの数量を生産することを前提に作られたハウジングだけあって、すっきりとしたデザインでコンパクトにまとまっています。材質が黒色のポリアセタールであるため内蔵ストロボ光等の乱反射が抑えられ画質的には有利であろうと思います。しかし、DIVのオーダーハウジングのように一目で中の状況が見えない点はちょっと不安点です。また、防水機構がOリングであるのもDIVのイージーなパッキンのハウジングを使い慣れた私にとってはちょっとした不安点です。まあ、この点はすぐに慣れることができるだろうと思います。

今回、UMIEに依頼して1点だけカスタム仕様にしました。レンズポートの材質が標準品はアクリルなのですが、今回は光学ガラス製としてもらいました。画質的にどれだけの差があるのかは疑問ですが、個人的にガラスポートへのあこがれがあり(笑)お願いしました。ただし、アクリルと比較して熱伝導率の高いガラスはポートの内面が結露しやすい可能性があります。ですが、この点はカメラとハウジングの湿気を管理して行くことでしのげるだろうと楽観的に考えています。

セルフタイマー・電源OFF以外、すべてのレバー・ボタンをハウジングの外から操作することが出来ます。電子ダイヤルも回せますが、これについては操作性はあまりよくありません。

これからは、このカメラとハウジングを使い倒して行こうと思います。

進水式のレポートはこちらへ。オリジナルサイズのデータをサンプルとして載せています。>