それなりの数量を生産することを前提に作られたハウジングだけあって、すっきりとしたデザインでコンパクトにまとまっています。材質が黒色のポリアセタールであるため内蔵ストロボ光等の乱反射が抑えられ画質的には有利であろうと思います。しかし、DIVのオーダーハウジングのように一目で中の状況が見えない点はちょっと不安点です。また、防水機構がOリングであるのもDIVのイージーなパッキンのハウジングを使い慣れた私にとってはちょっとした不安点です。まあ、この点はすぐに慣れることができるだろうと思います。
今回、UMIEに依頼して1点だけカスタム仕様にしました。レンズポートの材質が標準品はアクリルなのですが、今回は光学ガラス製としてもらいました。画質的にどれだけの差があるのかは疑問ですが、個人的にガラスポートへのあこがれがあり(笑)お願いしました。ただし、アクリルと比較して熱伝導率の高いガラスはポートの内面が結露しやすい可能性があります。ですが、この点はカメラとハウジングの湿気を管理して行くことでしのげるだろうと楽観的に考えています。
セルフタイマー・電源OFF以外、すべてのレバー・ボタンをハウジングの外から操作することが出来ます。電子ダイヤルも回せますが、これについては操作性はあまりよくありません。
これからは、このカメラとハウジングを使い倒して行こうと思います。
<進水式のレポートはこちらへ。オリジナルサイズのデータをサンプルとして載せています。>