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2006 オートボルテージュ アエロバティックス日本GP
2006 "HAUTE VOLTIGE" AEROBATIC JAPAN GRAND PRIX in MOTEGI JAPAN
3年ぶりにオートボルテージュがもてぎに帰ってきました!


 ビデオレポートはユルギス・カイリス公式ホームページ "jkairys.com"に掲載しています。


PHOTO REPORT   写真レポート 
※全ての写真はオリンパスE−1にて撮影
All the photographs were taken in Olympus E-1.

<11月2日・大会前日>

今回、私はikairys.comの取材スタッフとして前日からもてぎ入りさせて頂きました。南滑走路の仮設ハンガーにはスホーイ5機、エクストラ3機が勢揃い。この光景を見ただけで熱くなります。


今回搭乗する室屋さんのSu26の前でおどけるユルギス。ニュージーランド・ワナカ以来の再会でしたが、元気いっぱいでいつもどおりでした。(ちょっと痩せたかな)
直前までアメリカでエアショーに出ていたため、もてぎ入りしたのはこの前日の11月1日で、しばらくは時差ボケが解消できていなかった様子でした。Su31空賊と比べると非力なSu26風賊への習熟を含めてとても万全といえる状態でなかったため、私からの「勝つのを期待してるよ」との問いかけには「勝てるかどうかはわからない、できるだけやるよ」という感じの答えでした。

この日ユルギスのSu26で1回目のテスト兼練習フライトが行われました。非力な風賊でユルギスがどのようなフライトを見せてくれるのか注目していましたが、良い意味で予想を裏切られました。まるで、いつものユルギスのフライトそのものでした。たしかに、力わざは見劣りしますが、ちゃんとホバリングまでして、そのまま上昇までするのには驚きました。連続スナップロール「カイリスホイール」もいつものユルギスのスピードです。(室屋さんのロールスピードがこの機体の限界かと思っていましたが、早く安定したロールをさせるために微妙な舵を当てているようだと言うことです。)やはりアエロバティックスは機体じゃなくて腕なんだなぁ〜。


ユルギスのサポートに忙しい室屋さん。もてぎではいつも格納庫からの観戦だったので「一度スタンドで見たいなぁ」との事でした。今回、ユルギスに「見に行ってこい」と声をかけられたそうで、最終日には私と一緒にグランドスタンドで決勝2のフライトを見られました。


<11月3日・公式練習日>

朝の南滑走路でおもちゃリモコン機のフライトに余念がないユルギス。本番前のリラックス法なのか(笑)。

フライトの様子は写真に撮っておりません・・・。


午後の公式練習が終わり、南滑走路でのフライトガーデンオープンにお客さんがやってきました。


マタドールズのポール。スティーブと共に信じられないタイトなフォーメーションを見せてくれました。左右別方向へのサイドスリップしながらフォーメーションする新ワザ「バタフライ」にはビックリしました。素晴らしいです。


ロシアのビクター。渋い音楽に合ったフライトでうならせてもらいました。(この方は長風呂です。)


ロシアのミハイル。前回より遙かにグレードアップしたフライトに驚かされました。(この方も長風呂です。)


ハンガリーのピーター。「切れる」フライトの達人です。


もてぎ初登場のアメリカのマイク。ポイントこそ最下位でしたが、とても好きなフライトで、私のインプレッションでは上位でした。ジャッジのポイントは見ているところが違うのでしょうね。


ドイツのクラウス。最年長とは思えない元気さです。例年は自分のエクストラでの参戦でしたが、今回はピーターから借りた複座機での参戦で2位をゲットしました。


もてぎエンジェルと一緒に楽しそうなユルギス。


暗くなってきましたが、ユルギスにサインをもらおうという人の列はなかなか無くなりません。


ユルギスは最後の1人まで丁寧にサインしてくれていました。この日、ガーデンクローズ時間から十数分もオーバーしてしまいました。


<11月4日決勝1>

スタンドは、久々のもてぎを楽しみにしていたお客さんで一杯です。


この日の午後、ユルギスが突然グランドスタンドにやってきました。(ちょっと時間が余ってしまって、遊びに来たのです)


さすがに、すぐに皆さんに囲まれてしまいましたが、にこやかにサインに応えくれました。さすがユルギス。
でもフライト時間が迫ってくる事態になり、もてぎのスタッフに連れられて南滑走路に帰って行きました。


この2日目のフライトガーデンもユルギスは一番人気です。


今回、カレンダーとマスコットの即売会も行っていました。このマスコットは手作りのレアもので、カレンダーと共に完売していました。


ユルギスのサイン待ちの列。


列が長くても、丁寧に応対してくれるユルギス。翌日の最終日にはさばく人数を優先して高速サインに切り替えていました。


風賊のエルロンのスペードに手作り風車。ユルギスの手作りですが、良く回ってました(笑)。フライト中は外していたハズです。


よほどヒマなのか(?)余裕があるのか(?)お客さんサービスなのか(?)ヘルメットに手作りの日の丸を付けてフライトしてました。
日の丸をどうやって作ったのかなと思っていましたが、私が風賊の翼にカメラを貼り付た時に使っていた赤のガムテープを丸く切り抜いて作ったそうです。


<11月5日最終日>

「ファンファンラボ」で開かれていた今原太郎カメラマンの写真展を見てきました。


長年空賊軍団のスホーイとJUKAを撮影している今原さんの蔵出し写真が多数展示されていてものすごく楽しめました。写真集を出版してくれると嬉しいのですが!


もてぎではいろいろな出店が出ていて、フライトの合間の親子連れも退屈しません。くじもあります。


さすがに飛行機の模型は充実していますね。セスナ、エクストラ、スホーイと何でもあります。


穏やかな良い天気でした。


航空自衛隊の救難ヘリを目線の高さで見られました。


決勝2のフライト中、唯一このカットだけデジカメで撮影できました。マイク・マンゴールド選手のニコちゃんマークです。
最終日は天候にも恵まれ、最高の出来でした。良いですね!
ただ、この後で雲が出てきてしまい、ユルギスの決勝2フライトでは曇り半分の難しい撮影条件となってしまいました。


じゃーん。今回も、優勝はユルギスがかっさらってくれました。


最終日のフライトガーデンでは、まず表彰式を行いそのままサイン会に突入です。


今回の出場全機。全てのプログラムが予定通り安全に進行しました。来年も継続して開催されると思いますが、本当に良かったです。


金メダルをGetしたユルギス。今回は私から見て準備不足と思える状況だったにもかかわらず確実にポイントを獲得し、貫禄の優勝です。もう、さすがとしか言いようがないです。



風賊の上で大喜びのユルギスと機体オーナーの室屋さん。
「この機体でユルギスが優勝してくれれば最高だなぁ」と言っていた室屋さんですから、喜びもひとしおでしょう。私も最高の気分でした。

ユルギス、室屋さん共に今シーズンの公式フライトは全て終了。次は来年1月にUAEのアルアインです。
来年も、このもてぎで素晴らしいフライトが見られることを期待しています。

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